臨床研修プログラム

国際医療福祉大学成田病院narita

メッセージ

病院長ご挨拶

充実した設備と卓越した教授陣により、先進性と国際性を兼ね備えた医師を養成する最適な環境
国際医療福祉大学成田病院
病院長 吉野 一郎

国際医療福祉大学成田病院では、グローバルに活躍できる優れた臨床医の養成を目指しています。当院が実践している良質で丁寧な医療を通して、基本となる患者様ファーストの医療姿勢・技術を学び、さらに国際遠隔診断センターや国際臨床感染症センター、遺伝子診断センターなどのユニークかつ先進的な施設での研修、海外臨床経験が豊富な日本人医師や外国人医師からの直接的な指導、そして海外からの患者様への診療を通して、世界基準の先端的医療を学びます。今年は35名の臨床研修1年目(本学医学部一期生19名を含む)を迎え、ますます教育機関としての役割が高まっています。当院は若者の期待に応えられるような十分な教育体制を整えていますので、明日の医療の担い手として情熱を持って臨んでいただける医師の皆さんを、心から歓迎しています。

臨床研修管理委員長ご挨拶

国際医療福祉大学
医学部呼吸器内科学教授(代表)
国際医療福祉大学成田病院
副院長 坂尾 誠一郎

医学部を卒業され、医師国家試験に合格された皆さま、いよいよ医師としての人生が始まります。多くの方が社会人としても、新たな第一歩を踏み出すことと思います。適切な例えとは言えませんが、ニワトリでいうと医学生は卵の中の“ヒナ”です。ヒナは殻の中でそこにある栄養を吸収しながら、外に出る準備をし、外の世界で十分生きていけるようになって殻を破ります。皆さまは、いままで医学部という殻の中で決められた知識を与えられ、医師として生きていけるまで成長しました。ようやく国家試験をクリアし、殻を破って医師になりました。しかし、まだ“ひよこ”です。殻の外の世界に飛び出すことが出来るようになりましたが、今までのように黙っていても栄養が与えられる環境ではありません。ひ弱でも自ら努力し餌をついばむ必要があります。初期研修医も同様です。これからは自らの意思と積極性で、どれだけの知識・技能というエサを獲得できるか?それが成鳥としての今後に大きく寄与する、つまり医師としての今後のキャリアに大きく影響します。

今皆さまは貪欲に何でも吸収できる能力があります。しかし、その能力は年々少しずつ衰え、吸収力が低下します。医師人生の最初の5年でどれだけ吸収できるか、個人的にはそこが医師としての基盤形成に重要と考えます。今の皆さまの潜在能力は無限大です。それを最大限にサポートすることが本院の目標であり、私の使命と考えます。本院のプログラムを通して皆さまと共に歩み、皆さまが着実に成長していくことを期待しております。

プログラムの特長

卒業後2年間で、患者様を全人的に診療できるように、大学で学んだ知識、技術、素養を実践できるようにするプログラムとなっています。基本的には、内科、外科、救急部門、小児科、産婦人科、精神科、地域医療、麻酔・集中治療科の8グループをローテートする方式での研修となります。救急は、指導医とともに夜間当直を含め、すべての科のローテート中に各科の救急疾患を経験できます。約40の標榜診療科と先進的な医療センターを設置している国際医療福祉大学成田病院をはじめ、国際医療福祉大学・高邦会グループ施設も含めた幅広い領域の中から、自由度の高いプログラムで研修医自身の目標・興味に応じた経験を積むことが可能です。必修科としている麻酔・集中治療科の研修では、将来の専門性にかかわらずGeneralな知識、病歴や診察所見から多臓器にわたる疾患の問題点を捉える力を身につけます。合わせて日常診療あるいは患者様の急変時や重篤な病態に陥った際に、必要な各種手技とその適応・合併症を学び、将来にわたりに必要な基本的診療能力を身につけられるプログラムです。

当院の臨床研修スケジュール例

1年目

14週 58週 912週 1316週 1720週 2124週 2528週 2932週 3336週 2740週 4144週 4548週
内科 救急科 麻酔・集中
治療科
内科 内科 内科 内科 内科 救急科 産婦人科 小児科 外科

2年目

14週 58週 912週 1316週 1720週 2124週 2528週 2932週 3336週 2740週 4144週 4548週
地域医療 精神科 救急科 選択科 選択科 選択科 選択科 選択科 選択科 選択科 選択科 選択科

研修計画

  1. 研修2年間(104週)の中で、必修科目の「内科、救急部門、地域医療、外科、産婦人科、小児科、精神科」及び選択科をローテーションします。また、選択科のなかで麻酔・集中治療科を病院で定める必修科とし、4週以上の研修を必須とします。
  2. 研修計画については、年度毎に臨床研修委員会にて研修医皆様の希望を確認して極力要望に即した内容で作成することといたしますが、院内各診療科や連携先の状況なども勘案して、臨床研修管理委員長の確認のもとに、必要に応じて研修途中であっても計画変更できるものとします。その場合、研修計画の変更内容に無理がない範囲内での変更を基本とします。
  3. 研修医の日・当直については、救急部門研修の一環として、2年間(104週)通年で従事します。日・当直体制については、指導医や上級医とともに2人以上の体制で行うものとし、月に3~4回程度を予定しております。
  4. 研修期間(2年間)を通じた休止期間の上限は90日(就業規則で規定する休日は含めない)とします。
    各研修分野に求められている必要履修期間を満たしていない場合、到達目標に必要な症例を経験していない場合は、2年目の選択科目の期間を利用する等により、あらかじめ定められた臨床研修期間内に各研修分野の必要履修期間・必要症例を満たすように該当する研修医とよく相談し、臨床研修委員会にて調整を行います。
  5. 全研修期間を通じて、感染対策、予防医療、虐待への対応、社会復帰支援、緩和ケア、ACP、CPCの研修も適宜実施します。

当院の臨床研修病院群

臨床研修病院群は、グループ関連の医療・福祉施設を中心に構成し連携を図っています。研修に必要な診療科や施設は、研修医自身で選ぶことができます。

基幹型又は地域密着型病院 国際医療福祉大学 成田病院
協力型病院 国際医療福祉大学市川病院
国際医療福祉大学病院
国際医療福祉大学塩谷病院
国際医療福祉大学三田病院
国際医療福祉大学熱海病院
医療法人財団順和会 山王病院
医療法人社団高邦会 高木病院
医療法人社団高邦会 柳川リハビリテーション病院
医療法人社団高邦会 福岡山王病院
千葉県立佐原病院
さんむ医療センター
いすみ医療センター
臨床研修協力施設 国際医療福祉大学健康管理センター
国際医療福祉大学クリニック
介護老人保健施設マロニエ苑
  • 必修科目の内科、外科、救急部門については、原則、基幹型臨床研修病院でのローテーションを基本とし、ローテーションの都合上、協力型臨床研修病院または臨床研修協力施設で対応した方が良いと判断される場合に、基幹型臨床研修病院以外でも対応するものとします。
    なお、地域医療研修は、千葉県内を中心に隣接都県の医療機関の追加を予定しています。
  • 選択科及び施設の選定は原則、研修医の希望に即して検討いたしますが、院内各診療科や連携先の状況などを勘案し、臨床研修管理委員長が計画の内容に無理がないと判断した場合に決定します。
臨床研修ガイド デジタルパンフレット

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募集要項

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