臨床研修プログラム

国際医療福祉大学三田病院mita

メッセージ

病院長ご挨拶

国際医療福祉大学三田病院
病院長 池田 佳史

当院は、2005年に東京専売病院を継承して以来、地域密着型医療施設としてがん診療・救急医療・予防医学を充実させてまいりました。

がん診療では、東京都がん診療連携拠点病院として11室の手術室を完備して年間3000件以上の手術を行い、放射線治療は最先端のトモセラピー(TomoTherapy)を行っています。化学療法は、がん特有のタンパク発現や遺伝子変異などのバイオマーカーを検索して専門医を中心に治療戦略を立てています。救急医療は、2012年に東京都指定二次救急医療機関の指定を受け、24時間365日、いつでも救急患者を受け入れる体制を整備しています。また、予防医学センターを設置にていますので、各診療科の専門医が最高水準の医療機器を駆使して正確な判定を行い、ドック担当医が総合的な診断と指導をきめ細かく行います。

上記の診療を、37の診療科・センターが強く連携しチーム医療・チームケアを実践しています。各診療科ではその道のエキスパートを揃え最先端の治療を実践しています。こうした臨床体制のもと研修医には、早期の段階から専門医療への積極的な参加を促しています。チーム医療を通じて、自らがチームの一員として責任ある判断と行動を取れるよう指導していきます。さらに、充実した専門研修プログラムも用意しています。

自主性に富み、向上心にあふれた皆さんをお待ちしています。医師となる第一歩を我々と一緒に学び・成長していく気概のある人間をお待ちしています。

臨床研修委員長ご挨拶

国際医療福祉大学三田病院
副院長 婦人科部長、ロボット手術センター長
国際医療福祉大学 医学部教授
臨床研修委員長 上田 和

臨床研修(初期研修)は医師としての知識や技術を身につけるための重要なステップです。 当院では、専門性の高い指導医によるハイレベルな教育を提供します。基礎的な臨床力を身につけていただくため、1年次に内科や外科、救急部、麻酔科などの必修科を中心としたプログラムとなります。2年次には必修科研修に加え、各自の希望進路を考慮した診療科やグループ施設での研修を複数選択することが可能ですので、充実した研修期間を過ごしていただくことが可能です。

また、チーム医療を意識した多職種間交流を日常的に行える環境でもあり、医療に不可欠なコミュニケーション力や社会性などを身につけることもできます。そのような環境の中で、医師としての自覚と向上心、患者様やメディカルスタッフへの思いやりを忘れることなく、日々の診療に取り組み成長して欲しいと思います。最高のチーム医療を構築し、患者様にとって最良かつ満足度の高い医療を提供することが病院機能の底上げにもつながり、やりがいや幸福感をもたらしてくれるはずです。

長い医師人生の根幹となる重要な2年間を我々と一緒に過ごしませんか。皆さんが素晴らしい医師になるための臨床研修(初期研修)期間を、国際医療福祉大学三田病院スタッフ一同、責任を持ってサポートさせていただきます。

プログラムの特長

将来、プライマリ・ケアを行う第一線の医師および高度な専門医のいずれにも必要な、基本的な知識・技術の習得はもちろん、「チーム医療・チームケア」の実践を担うリーダーとして、人間的にも優れた人材育成をめざします。

三田病院の臨床研修スケジュール例

スケジュール例1

1年目
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
内科
(必修科)
救急
(必修)
小児科
(必修)
産婦人科
(必修)
選択科 内科
(必修科)
外科
(必修)
選択科
2年目
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
内科
(必修科)
選択科 精神科
(必修)
選択科 救急
(必修)
地域医療 選択科

スケジュール例2

1年目
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
内科
(必修科)
選択科 小児科
(必修)
産婦人科(必修) 外科
(必修)
選択科 救急
(必修)
2年目
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
内科
(必修科)
選択科 救急
(必修)
選択科 地域医療 精神科
(必修)
選択科

臨床研修プログラム

研修計画

  • 基本診療科である、内科・救急部門・地域医療・外科・小児科・産婦人科・精神科は必修とし、一般外来、在宅診療も並行して行います。
  • 1年目は必修診療科の内科・外科・救急部門・小児科・産婦人科のローテーションを基本としています。 2年目は必修診療科の地域医療を1か月と精神科及び選択科のローテーションを基本としています。
  • 必修科・選択科の決定については、1年次は研修スケジュール確定時に、2年次は1年次の3月にそれぞれ研修医の希望を確認して、臨床研修委員会で決定します。
  • 研修医には、救急来院患者(時間外、時間内を問わず)について、できるかぎり診療して頂く機会をつくり、到達目標を達成できるように努力します。また、臨床研修委員会において個々の研修過程を確認しながら、顕著な不足が認められる場合には2年目選択期間などをその補充研修に振り分ける等、臨機応変に対応します。

国際医療福祉大学三田病院の臨床研修病院群

臨床研修病院群は、グループ関連の医療・福祉施設を中心に構成し連携を図っています。研修に必要な診療科や施設は、研修医自身で選ぶことができます。

基幹型臨床研修病院 国際医療福祉大学三田病院 東京都港区
協力型臨床研修病院 国際医療福祉大学成田病院 千葉県成田市
国際医療福祉大学病院 栃木県那須塩原市
国際医療福祉大学塩谷病院 栃木県矢板市
国際医療福祉大学市川病院 千葉県市川市
国際医療福祉大学熱海病院 静岡県熱海市
医療法人財団順和会 山王病院 東京都港区
医療法人社団高邦会 高木病院 福岡県大川市
医療法人社団高邦会 柳川リハビリテーション病院 福岡県柳川市
医療法人社団高邦会 福岡山王病院 福岡県福岡市
東京都立 豊島病院 東京都板橋区
臨床研修協力施設 国際医療福祉大学クリニック 栃木県大田原市
介護老人保健施設 マロニエ苑 栃木県那須塩原市
みなと保健所 東京都港区
臨床研修ガイド デジタルパンフレット

臨床研修ガイド<デジタルパンフ>

年次報告様式