2023年8月15日
2023年6月23日~26日にかけて、三田病院研修医であり国際医療福祉大学大学院生の結城真広先生が、「第83回アメリカ糖尿病学会(サンディエゴ)」で発表を行いました。同学会は代謝領域において、世界で最も参加人数が多く、さまざまな新しい知見が発表される学会です。本年度はコロナ明けという側面もあり、世界中から多くの人が集まり、学会も大いに盛り上がりを見せました。
結城先生は、今回の発表で、日本人2型糖尿病患者約15,000人を対象に、糖尿病性腎症におけるeGFR値に季節変動が見られることを世界に先駆けて報告しました。糖尿病性腎症は患者数が多い一方で、その病態や実態には未解明な部分も多く、世界的にも注目が集まっている分野でもあります。結城先生の今回の研究成果は、これまでの知識に新たな一石を投じるものであり、今後の研究がますます注目を集め、成果が期待されるところです。
文責:坂本昌也(糖尿病・代謝・内分泌内科)