臨床研修プログラム

国際医療福祉大学三田病院mita

メッセージ

病院長ご挨拶

国際医療福祉大学三田病院
病院長 山田 芳嗣

当院は、2005年に東京専売病院を継承して以来、地域密着型医療施設として医療支援体制を整備してまいりました。また東京都がん診療連携拠点病院として、がん診療における基幹病院としての機能充実にも努めております。さらに2012年には、東京都指定二次救急医療機関の指定を受け、24時間365日、いつでも救急患者を受け入れる体制を整備しています。

外来部門につきましては、診療科の垣根を越えてより高度な専門医療をチームにて実現する「センター方式」を採用しており、脊椎脊髄センター、頭頸部腫瘍センター、乳腺センター、呼吸器センター、消化器センター、循環器内科と心臓外科、血管外科を統合した心臓血管センター等があります。さらに、2015年1月より、豊富な症例経験を持つ脳血管内治療の専門家が揃う脳卒中・血管内治療センターを開設しました。

こうした臨床体制のもと当院では、研修早期の段階から専門医療への積極的な参加を促しています。チーム医療を通じて、自らがチームの一員として責任ある判断と行動を取れるよう指導していきます。さらに、充実した専門研修プログラムも用意しています。 自主性に富み、向上心にあふれた皆さんをお待ちしています。

臨床研修管理委員長ご挨拶

国際医療福祉大学三田病院
副院長 内科部長
国際医療福祉大学 医学部教授
臨床研修委員長 佐藤 敦久

当院では、多彩な臨床研修スケジュールからなる2年間の臨床研修プログラムを提供しています。このプログラムは、2年間の研修期間で医学という学問を通して、社会人としての常識・モラルを持った、才能豊かな医師となることを目的に作成したものです。

必修科目として、1年次の内科研修6か月、救急部門研修3か月、2年次の地域医療研修1か月がありますが、それ以外の期間は選択必修科目を含めて、自分で考え、自分の特性を生かした科目選択が可能です。各科には臨床経験豊富で優秀な臨床研修指導医、各学会専門医が在籍します。プログラムに沿って、2年間の研修が修了した際には、臨床研修医として基本的臨床力が確実に備わることでしょう。

私が、臨床研修委員会委員長として臨床研修医の皆さんに望むことは2つです。
1つは、常に患者様に向き合う真摯な態度を取れ、人間的なやさしさを持った医師になることです。現代医学は細分化され、加速度的に進歩し、いまや高度な専門医療が選択できる時代となりました。しかしどれだけ専門性が高まっても、医師の原点は患者様に対するやさしさです。ヒューマンな心を持った医師に成長してほしいと思います。

2つめは、精神的にタフになることです。研修期間は、自分の思い描いた通りには進まないことも多く、さまざまな悩みも出てきます。しかし、それに負けない強い心を鍛えてほしいのです。少しのことにはへこたれない、くじけない。これは自分のためであるとともに、実はすべては患者様のためなのです。2年間、私達といっしょにがんばりましょう。

プログラムの特長

将来、プライマリ・ケアを行う第一線の医師および高度な専門医のいずれにも必要な、基本的な知識・技術の習得はもちろん、「チーム医療・チームケア」の実践を担うリーダーとして、人間的にも優れた人材育成をめざします。

三田病院の臨床研修スケジュール例

スケジュール例1

1年目
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
内科
(必修科)
救急
(必修)
小児科
(必修)
産婦人科
(必修)
選択科 内科
(必修科)
外科
(必修)
選択科
2年目
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
内科
(必修科)
選択科 精神科
(必修)
選択科 救急
(必修)
地域医療 選択科

スケジュール例2

1年目
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
内科
(必修科)
選択科 小児科
(必修)
産婦人科(必修) 外科
(必修)
選択科 救急
(必修)
2年目
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
内科
(必修科)
選択科 救急
(必修)
選択科 地域医療 精神科
(必修)
選択科

臨床研修プログラム

研修計画

  • 基本診療科である、内科・救急部門・地域医療・外科・小児科・産婦人科・精神科は必修とし、一般外来、在宅診療も並行して行います。
  • 1年目は必修診療科の内科・外科・救急部門・小児科・産婦人科のローテーションを基本としています。 2年目は必修診療科の地域医療を1か月と精神科及び選択科のローテーションを基本としています。
  • 必修科・選択科の決定については、1年次は研修スケジュール確定時に、2年次は1年次の3月にそれぞれ研修医の希望を確認して、臨床研修委員会で決定します。
  • 研修医には、救急来院患者(時間外、時間内を問わず)について、できるかぎり診療して頂く機会をつくり、到達目標を達成できるように努力します。また、臨床研修委員会において個々の研修過程を確認しながら、顕著な不足が認められる場合には2年目選択期間などをその補充研修に振り分ける等、臨機応変に対応します。

国際医療福祉大学三田病院の臨床研修病院群

臨床研修病院群は、グループ関連の医療・福祉施設を中心に構成し連携を図っています。研修に必要な診療科や施設は、研修医自身で選ぶことができます。

基幹型臨床研修病院 国際医療福祉大学三田病院 東京都港区
協力型臨床研修病院 国際医療福祉大学成田病院 千葉県成田市
国際医療福祉大学病院 栃木県那須塩原市
国際医療福祉大学塩谷病院 栃木県矢板市
国際医療福祉大学市川病院 千葉県市川市
国際医療福祉大学熱海病院 静岡県熱海市
医療法人財団順和会 山王病院 東京都港区
医療法人社団高邦会 高木病院 福岡県大川市
医療法人社団高邦会 柳川リハビリテーション病院 福岡県柳川市
医療法人社団高邦会 福岡山王病院 福岡県福岡市
東京都立 豊島病院 東京都板橋区
臨床研修協力施設 国際医療福祉大学クリニック 栃木県大田原市
介護老人保健施設 マロニエ苑 栃木県那須塩原市
みなと保健所 東京都港区
臨床研修ガイド デジタルパンフレット

臨床研修ガイド<デジタルパンフ>

年次報告様式