消化器外科後期研修プログラム

食道癌、胃癌、大腸癌に対する鏡視下手術の比率は70%を越えており、低侵襲手術を実践している。また、そのアウトカム指標として、生存期間に加えて、QOLや入院期間、入院費用などを評価することによって、治療を総合的に検討している。東京大学などとの多施設との協同研究も進行している。2013年3月に手術支援ロボット ダ・ヴィンチSiを導入し、より精度の高い先進医療を目指している。

取得できる資格(認定医等)

コース研修期間中に専門医資格申請要件を満たすもの
日本外科学会 専門医制度専門医

コース研修期間を所定の期間に計上できるもの
日本消化器外科学会 消化器外科専門医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
日本消化管学会胃腸科認定医
日本食道学会 食道外科専門医
日本静脈経腸栄養学会 認定医
日本大腸肛門病学会 大腸肛門専門医
日本内視鏡外科学会 内視鏡外科技術認定医

施設認定

日本外科学会 外科専門医制度 修練指定施設
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡学会専門医 認定指導施設
日本消化管学会 食道外科専門医 認定指導施設
日本静脈経腸栄養学会 認定指導施設
日本食道学会 食道外科専門医制度認定施設
日本内視鏡外科学会 内視鏡外科技術認定施設

プログラム概略

専門医取得に必要な診断、検査、治療(薬物および手術)および研究を体系的に研修できるプログラムを準備しています。

募集人員

5名

研修期間

原則3年
※うち1年間は、国際医療福祉大学・高邦会グループで外科領域を取り扱っている病院へ研修の選択が可能。

診療実績(平成24年度)

・食道癌:年間20例 すべて鏡視下手術
・胃癌:年間80例 ほぼ全例鏡視下手術
・大腸癌:年間100例 70%鏡視下、30%開腹術
・肛門:ジオンなどの新しい低侵襲手術を積極的に導入
・肝胆膵疾患:年間200例 SILSなどの整美的な手技を導入
癌に関しては日本標準の手術を実践

  • 各種専門医として必要な項目をすべて満たすように修練する。

指導医師

鈴木 裕
鈴木 裕

副院長
外科上席部長
国際医療福祉大学教授

(日本外科学会指導医・専門医、日本食道学会認定医、日本消化器内視鏡学会専門医日本消化器外科学会消化器外科専門医)

東京慈恵会医科大学卒、医学博士
前東京慈恵会医科大学講師
日本外科学会認定指導医・外科専門医・認定医、日本消化器内視鏡学会認定専門医・評議員、日本消化器外科学会認定消化器外科専門医・認定医、日本食道学会認定医、日本静脈経腸栄養学会認定医・評議員、NPO法人PDN代表理事、PEG在宅医療研究会常任理事・専門胃瘻増設者・専門胃瘻管理者、日本健康医学会常任理事、日本クリニカルパス学会評議員
従来の「治す」だけの医療を、患者様の苦痛を最小限度に抑え、精神的な不安を取り除く医療へと転換させている。具体的な外科治療の骨子は、(1)内視鏡治療の推進(切らないで治す)、(2)腹腔鏡・胸腔鏡手術の導入(小さな傷で大きな傷と同じ効果を得る)、(3)機能障害を最小限に抑える、(4)術後、患者様を痛ませない、(5)丁寧に病気や治療を説明することによって、不安感を取り除く、(6)医療費の低減(術後合併症の発生を抑え、入院期間を短縮する)、(7)術後の早期社会復帰(患者様の経済効果とやりがいを増す)、(8)患者様の利便性を重視し、地域で患者様を支える、である。豊富な経験、高度な先端医療技術には定評がある。特に腹腔鏡・胸腔鏡手術の導入により、食道がん、胃がん、大腸がんの入院期間を劇的に短縮させ、早期の社会復帰を可能にしている。また、胃ろう手術(PEG)はTVで全国に紹介され、高い評価を得ている。

若いうちに何でもトライする。

大平 寛典

外科
国際医療福祉大学准教授
(日本外科学会指導医・専門医、日本消化器外科学会消化器外科専門医・消化器がん外科治療認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本食道学会食道科認定医、日本がん治療認定医機構暫定教育医・がん治療認定医、日本内視鏡外科学会技術認定取得)

東京慈恵会医科大学卒、医学博士
日本外科学会認定指導医・外科専門医・認定医、日本消化器外科学会認定消化器外科専門医・消化器がん外科治療認定医、日本消化器病学会認定消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会認定消化器内視鏡専門医、日本食道学会食道科認定医、日本がん治療認定医機構暫定教育医・がん治療認定医、日本内視鏡外科学会技術認定取得
胃、食道、大腸の内視鏡手術の適応を可能なかぎり広げている。また早期胃がん、食道がんに対する内視鏡下粘膜下層剥離術についても積極的に行っている。

野呂 拓史

外科
国際医療福祉大学准教授
(日本外科学会専門医、日本内視鏡外科学会技術認定取得、がん治療認定医)

東京慈恵会医科大学卒、同大学院修了、医学博士
がん研究会有明病院シニアレジデント、国立がんセンター東病院がん専門修練医修了 日本外科学会認定外科専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本内視鏡外科学会技術認定取得
消化器、特に肝胆膵の悪性疾患を専門分野としており、地域の患者様に最新・最適の治療をご提供するよう心がけている。

後期研修医キャリア形成例

1年目 国際医療福祉大学病院でのキャリア形成

検査(内視鏡、超音波)、手術(開腹、鏡視下手術の助手)、一般外来。 広く学術論文の検討および執筆。

2年目 他施設でのキャリア形成(例)

国際医療福祉大学病院も含め、4つの病院から施設を自由に選択

検査(内視鏡、超音波)の独り立ち、手術(開腹、鏡視下手術の術者)、専門外来。研究論文のデザイン、評価法を検討。国内の学会発表。最新式手術支援ロボット ダ・ヴィンチSiを使用しての研修。5日で退院させる胃癌、大腸癌の手術技術の習得。
基本的治療内視鏡、標準的・応用的手術の習得(鏡視下手術を含む)。外科・消化器科に必要な診断・治療・手技・手術を習得し、GeneralistとSpecialistの両立をめざす。
腹腔鏡手術の胃切除術、大腸切除術の助手、術者、乳房切除の術者。
地方都市の基幹病院だからこそ経験できる多彩で豊富な症例は、都会ではおそらく経験できない臨床体験であり、そのひとつひとつが貴重な実績となりスキルとして身につくものと思います。われわれスタッフも「正しい外科医として育てる」を目標に全力で指導。
伊豆箱根地方という日本一のロケーションで、消化器疾患はもちろん、痔疾患や乳腺疾患、甲状腺疾患についても経験豊かな専門医が指導。
国民のニーズに応える包括的で全人的な外科専門医となることを到達目標として、段階的な研修を実施する。
症例では、年間約300例の手術を実施しており、大腸がん、胃がん等の手術が多く、知識と技術を習得する。
3年目 国際医療福祉大学病院でのキャリア形成

検査(内視鏡、超音波)の独り立ち、手術(開腹、鏡視下手術の術者)、手術支援ロボット ダ・ヴィンチSiを使用しての研修。専門外来。研究論文のデザイン、評価法を検討し、実際に研究を行う。その結果を国内外の学会で発表、さらに論文化。