呼吸器内科後期研修プログラム

当センターでは呼吸器外科医と合同のチームであり、胸腔鏡、気管支鏡なども症例が豊富である。毎週金曜日は呼吸器外科との合同カンファレンスを開催している。また、都内の呼吸器内科を持つ有力病院と合同のカンファレンスを定期的に開催している。手術症例が多いので各科における周術期急性呼吸不全症例の鼻マスクを使用したNIPPV管理例を多く経験できる。夜間のポリソムノグラフィー検査室を2室有しており、全国的にも数少ない睡眠学会専門医が常勤しているので、睡眠時無呼吸低呼吸症候群に対する鼻マスクを使用したCPAP治療だけでなく、NIPPV急性期および慢性期、心臓病血管センターと協力して拡張不全に伴ううっ血性心不全、CSRに対するASV管理も多数経験できる。

取得できる資格(認定医等)

コース研修期間中に専門医資格申請要件を満たすもの
日本内科学会 内科認定医
日本呼吸器学会 専門医
日本呼吸器内視鏡学会 専門医

施設認定

日本呼吸器学会 認定施設
日本呼吸器内視鏡学会 認定施設
日本内科学会 認定医制度教育関連病院

プログラム概略

呼吸器内科全般にわたり研修する。呼吸生理、病態生理、呼吸不全の病態と治療、非侵襲的呼吸管理、呼吸器感染症の診断と治療、肺結核・非結核性抗酸菌症の診断と治療、慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息の管理および重症発作時の治療、アレルギー性肺疾患の診断と治療、間質性肺炎の管理と急性増悪時の診断と治療、薬剤性肺障害の診断と治療、膠原病性肺疾患、サルコイドーシス、その他希少肺疾患の診断と治療、肺癌の診断と治療(呼吸器外科と共同で研修)、胸腔ドレナージ法、気管支鏡検査(TBLB, BAL)、睡眠時無呼吸症候群の診断と治療

募集人員

1名

研修期間

原則3年
※うち1年間は、国際医療福祉大学・高邦会グループで呼吸器内科領域を取り扱っている病院での研修の選択が可能。

診療実績など(平成26年度)

気管支鏡検査、胸腔鏡下外科的肺生検(VATS)、睡眠時無呼吸症候群関連の検査(睡眠簡易検査78例、終夜ポリソムノグラフィー検査61例、ドックオプション睡眠簡易検査107例)
日本呼吸器学会学術講演会、睡眠学会学術集会、呼吸器学会関東地方会、日本呼吸ケアリハビリテーション学会学術集会、日本呼吸器内視鏡学会学術集会、日本呼吸器外科学会総会、日本呼吸器外科学会総会、日本胸部外科学会定期学術集会、日本臨床外科学会総会

  • 呼吸器内科全般の診断ができる
  • 呼吸不全、呼吸器機能の病態生理が理解できる
  • エビデンスに則った治療ができる
  • 呼吸不全の管理ができる。(非侵襲的呼吸管理、侵襲的呼吸管理、在宅酸素療法、在宅人工呼吸管理)
  • 呼吸器感染症における抗菌薬の適正な使用ができる
  • 肺癌の化学療法の理解と実践ができる
  • 呼吸器の画像診断ができる
  • 気管支鏡の所見を述べることができる
  • 経気管支鏡的生検ができる
  • 気管支鏡による治療(喀痰吸引、止血など)ができる
  • 睡眠呼吸障害の評価、診断、治療ができる
  • 患者、家族の立場を考えた病状説明ができる

指導医師

佐藤 哲夫
佐藤 哲夫

副院長 呼吸器センター長
国際医療福祉大学教授
呼吸器内科(呼吸器疾患一般、COPD、喘息、間質性肺炎、呼吸器感染症)
呼吸器内視鏡指導医、呼吸器内科指導医、内科学会指導医

東京慈恵会医科大学卒、医学博士
元筑波大学臨床医学系呼吸器内科講師、前東京慈恵会医科大学助教授(呼吸器内科)、慶應義塾大学薬学部大学院非常勤講師
日本内科学会認定指導医・総合内科専門医、日本呼吸器学会認定指導医・呼吸器専門医、日本呼吸器内視鏡学会認定指導医・気管支鏡専門医・評議員、日本呼吸器リハビリテーション学会評議員、その他。
患者様の身になって、あらゆる呼吸器疾患の診断、治療にあたるよう心がけている。慢性の咳や呼吸困難、呼吸器感染症、肺線維症、COPD、気管支喘息、アレルギー性呼吸器疾患、非結核性抗酸菌症、サルコイドーシス、禁煙についてのご相談にも対応している。

呼吸器の疾患は幅が広く、プライマリーケアから重症の呼吸管理まで行うことができます。胸部レントゲン、CTなどの読影のトレーニングもおこないます。楽しく勉強できる雰囲気です。応募をお待ちいたします。

望月 太一 

国際医療福祉大学准教授
呼吸器内科(呼吸器一般、睡眠呼吸障害、間質性肺炎(膠原病))
呼吸器内科指導医、内科学会指導医、アレルギー学会専門医、睡眠学会専門医

東京慈恵会医科大学卒、医学博士
元国立国際医療センター地域保健研究室流動研究員、前東京慈恵会医科大学呼吸器内科講師、前東京慈恵会医科大学呼吸器内科外来医長 日本呼吸器学会認定指導医・呼吸器専門医、日本内科学会認定総合内科専門医、日本アレルギ-学会認定アレルギー専門医、日本睡眠学会認定医、日本医師会認定産業医
膠原病に伴う肺疾患、睡眠呼吸障害を中心に診療を行ってきたが、近年呼吸器疾患において重要な位置を占める慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺腫瘍(肺がん)の診察など幅広い診療を行う。エビデンスに基づいた、患者様の社会的背景も十分考慮した診療を心がけ、信頼関係を築いている。

井上 寧

国際医療福祉大学講師
呼吸器内科(呼吸器病学、ウィルス学)
呼吸器内科指導医、睡眠学会専門医、内科学会指導医、ICD

東京慈恵会医科大学卒、医学博士
元富士市立中央病院内科(呼吸器)医長、元虎の門病院内科前期・後期レジデント、前東京慈恵会医科大学呼吸器内科助手・病棟長
日本内科学会認定指導医・総合内科専門医・内科医、日本呼吸器学会認定指導医・呼吸器専門医、日本睡眠学会認定医、インフェクションコントロールドクタ
多岐にわたる呼吸器疾患において、適切な診断と治療を心がけている。主に、市中肺炎などの呼吸器感染症、間質性肺炎や気管支拡張症、びまん性汎細気管支炎(DPB)などに代表されるびまん性肺疾患、肺結核後遺症や慢性閉塞性肺疾患(COPD)に対する在宅酸素療法、鼻マスク式在宅人工呼吸管理、睡眠時無呼吸症候群に対するシーパップ(CPAP)治療などの経験が豊富である。

後期研修医キャリア形成例

1年目~1.5年目 国際医療福祉大学三田病院でのキャリア形成(例)

病棟での診療、業務、気管支鏡の訓練、胸腔ドレナージなど各種手技の習得。患者管理を独立して行う、気管支鏡下生検(TBB,TBLB)の術者、NIPPVの管理、関連病院へローテートして診療をおこなう。

1.5年目~3年目 当グループ内他病院でのキャリア形成(例)

国際医療福祉大学三田病院以外の、2つの病院から施設を自由に選択

呼吸器学会研修カリキュラムの各論について研修(気道・肺疾患、胸膜疾患、横隔膜疾患、縦隔疾患、等各領域の疾患にとどまらず、重要疾患について症例の臨床的な経験を学ぶ) 呼吸器外科との連携をはじめとして本格的なチーム医療を学ぶ。患者、家族への説明を独立して行う。他科のコンサルテーションを受ける、PSG装着およびデータの判読。
呼吸器内科医としての外来・入院診療に主治医として従事し、初期研修医のチューターとして、相談や研修指導にもあたる。また、指導医のもと、臨床研究や学会発表などにも取り組み、呼吸器内科専門医取得へのスキルアップを目指す。