循環器内科後期研修プログラム

当科には、循環器専門医が3名在籍している。循環器専門医と同時に、日本内科学会認定総合内科専門医、日本老年医学会認定老年病専門医、日本超音波医学会認定超音波専門医、日本高血圧学会認定高血圧専門医を取得するための算定される研修期間・症例を一部経験することもできる。

取得できる資格(認定医等)

コース研修期間中に専門医資格申請要件を満たすもの
日本内科学会 内科認定医

コース研修期間を所定の研修期間に計上できるもの
日本循環器学会 循環器専門医
日本内科学会 総合内科専門医
日本超音波医学会 超音波専門医
日本老年医学会 老年病専門医
日本高血圧学会 高血圧専門医

施設認定

日本内科学会 教育病院
日本循環器学会 循環器専門医研修施設
日本超音波医学会 認定超音波専門医研修施設
日本老年医学会 認定老年病専門医認定施設
日本高血圧学会 認定高血圧専門医認定施設

プログラム概略

循環器専門医を養成するコースである。虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)・心不全・不整脈・高血圧等の循環器疾患全般にわたって学ぶことができる。
循環器専門医を取得するには、まず日本内科学会内科認定医を取得する必要があるので、プログラムには内科認定医を取得できるように考慮されている。

募集人員

3名

研修期間

原則3年
※うち1年間は、国際医療福祉大学・高邦会グループで循環器内科領域を取り扱っている病院での研修の選択が可能。

診療実績(平成24年度)

冠動脈造影 231例
冠動脈インターベンション(PCI) 101例
末梢血管インターベンション(EVT) 36例
永久ペースメーカー植え込み術 11例
経皮的腎動脈形成術(PTRA) 6例など

  • 日本内科学会 内科認定医を取得し、引き続き日本循環器学会循環器専門医の取得を目指す。

指導医師

重政 朝彦
重政 朝彦
循環器内科(循環器専門医、総合内科専門医・指導医、超音波指導医、老年病指導医、高血圧指導医、内分泌指導医)
横浜市立大学卒、医学博士
横浜市立大学医学部医学科非常勤講師
日本内科学会認定指導医・総合内科専門医・内科医、日本循環器学会認定循環器専門医、日本内分泌学会認定指導医・内分泌代謝科専門医、日本超音波医学会認定指導医・超音波専門医、日本老年医学会認定指導医・老年病専門医、日本高血圧学会認定指導医・高血圧専門医・特別正会員(FJSH)、厚生労働省認定臨床研修指導医、日本心臓リハビリテーション学会認定心臓リハビリテーション指導士、日本画像医学会評議員、日本医師会認定産業医・健康スポーツ医、日本心臓病学会特別正会員(FJCC)

伊豆箱根地方という日本一の観光地をバックに有していて、風光明媚で待合室も海に面し、大変良好な雰囲気の中に当院はあります。

常松 尚志

循環器内科(循環器専門医、総合内科専門医・指導医)

横浜市立大学卒、医学博士
横浜市立大学医学部非常勤講師、前大森赤十字病院循環器内科副部長
日本内科学会認定指導医・総合内科専門医・内科医、厚生労働省認定臨床研修指導医、日本循環器学会認定循環器専門医

重永 豊一郎

循環器内科(循環器専門医、内科認定医・指導医)

横浜市立大学卒、同大学院修了、医学博士
前横浜市立大学付属病院循環器内科助教
日本循環器学会認定循環器専門医、日本脈管学会認定脈管専門医、日本内科学会認定指導医・内科医、日本心血管インターベンション治療学会認定医、日本医師会認定産業医

循環器後期研修医プログラムの特徴

心臓カテーテル <症例:205例>

件数は増加傾向にあります。後期研修医は主治医となる患者の診断カテーテル検査に入ってもらう予定です。

コロナリーインターベンション <症例:101例>

件数は増加傾向にあります。IVUS、FFR、OCT等を用いて、安全なカテーテル治療を心がけています。

アブレーション

現在、アブレーションは行っていないので、近隣の病院(小田原循環器病院や順天堂大学静岡病院など)に紹介しています。

循環器救急 <症例:415例>

救急患者のなかでは心不全が多く、急性心筋梗塞は少ない傾向にあります。

開心術

心臓外科がないため、近隣の病院(岡村記念病院、静岡医療センター、順天堂大学静岡病院、小田原循環器病院など)に紹介しています。

CT <症例:110例>

東芝社製64列CTで対応しており、件数は増加傾向にあります。

頸動脈エコー <症例:約478例>

循環器内科だけでなく、神経内科や脳神経外科からのオーダーも多いです。生理機能検査室で対応しています。

経食道エコー <症例:約4例>

感染性心内膜炎が疑われる症例や脳梗塞を発症した心房細動患者などに施行しています。

下肢インターベンション <症例:36例>

下肢閉塞性動脈硬化症患者も多く、件数は増加傾向にあります。

医局との兼ね合い

横浜市大循環器・腎臓内科学教室から5名派遣されています。

学会発表

積極的に指導していきます。

論文執筆

積極的に指導していきます。

患者特性

高齢者が多く、循環器疾患だけでなく、他臓器にも疾患を抱えている方が多いです。

地域特性

熱海市内だけでなく、伊東市、湯河原町・真鶴町(神奈川県)も医療圏として患者が集まっています。

その他

循環器疾患だけでなく、内科全般にわたって勉強できる環境にあります(ただし、血液疾患や膠原病は除く)。上記のほかに、後期研修医の期間にペースメーカー植え込みやジェネレーター交換も経験できます。

後期研修医キャリア形成例

1年目 国際医療福祉大学熱海病院でのキャリア形成

主に入院患者を受け持ちながら、心電図判読や心エコー施行などの循環器内科領域の一般的知識および技術の習得。

2年目 国際医療福祉大学熱海病院でのキャリア形成

入院並びに外来患者を受け持ちながら、心臓カテーテル検査や永久ペースメーカー植え込みなどの循環器内科領域の専門的知識および技術の習得。

3年目 他施設でのキャリア形成(例)

国際医療福祉大学熱海病院を含む、5つの病院から施設を自由に選択

自立して入院患者の主治医となり、また初期研修医の指導も行う。単純な病変のPCIは単独で施行できるようになる。
夜間の急性心筋梗塞患者の緊急PCI(IABP挿入も含める)を単独で施行できるようになる。指導医のもと、臨床研究、症例報告について、論文を書く。外部施設で十分なトレーニングを積んだ医師に対しては最初からPCIのトレーニングが可能である。
冠動脈形成術(PCI)、心筋焼灼術(アブレーション)などの、高度専門医療に参加。オペレーターとしての資質、技量を習得する。
4年目以降、いかなる臨床現場でも対応できる循環器専門医としての自覚と自信を植え付ける。また、学術会議での報告発表、論文執筆ができるよう、アカデミストとしての素養を身につける。
入院並びに外来患者を受け持ちながら、PCIなどの高度な治療に参加する。また、学会発表や論文発表を積極的に行えるようにする。
カテーテルアブレーションやペースメーカー植込み術に参加し、侵襲的手技の熟達に務める。
入院患者の主治医を開始する。心臓リハや予防医学、合併症に対する診療知識を身につけ、全身診療の可能な循環器内科医を目指す。
アブレーション手術を中心に行っており、年間症例件数は300件以上と全国的に突出している。研修内容もこの術式を中心に行う。